【旅】トラベラーズ・ボイスVol.67_兵庫県: 和田銀銅山<堀家製錬所跡・代官所跡・高札場跡・青木間歩・台所間歩・瓢箪間歩・金山彦神社>
2018/12/05
Hyogo Travel Report
– Wada silver copper mine –
トラベラーズ・ボイスVol.67
2017/6/24
兵庫県の旅
Contents
和田銀銅山
堀家製錬所跡 → 代官所跡 → 高札場跡 → 青木間歩 → 台所間歩 → 瓢箪間歩 → 金山彦神社
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トラベラーズ・ボイスVol.67は2017/6/24に和田銀銅山へ足を運んだ兵庫県の旅となります。
兵庫県川辺郡猪名川町にある和田銀銅山で観光を楽しみました。
■豊臣秀吉の埋蔵金伝説が残る銀銅山跡
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この日は目的地を特に決めず、気ままにドライブ。
そんなつもりだったのですが、休憩に立ち寄った『道の駅いながわ』でおもしろい情報を入手。
近くに銀銅山跡があるというのです。
その名も和田銀銅山。
豊臣秀吉の埋蔵金伝説が残るなど魅惑の場所でもあります。
場所的にも車だとそう遠くないということで、急遽足を運んで見ることにしました。
いざ足を運んで見ると和田銀銅山は山奥にひっそりと存在。
しかし、豊臣家の最盛期には2000本もの坑道を持ち、徳川家の江戸時代には銀山三千軒と称され賑わったそうです。
まず、最初に足を運んだのは堀家製錬所跡。
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広場の奥に6基のレンガ構造物が残ります。
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高台になっている堀家製錬所跡から川を挟んだ対岸に代官所跡を望む事ができます。
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残念ながら代官所跡に建物は残っていませんでした。
堀家製錬所跡からから沿いに少し歩くと銀山橋の袂で高札場跡を見学することができます。
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さらに川をそって進んでいくと青木間歩に辿り着きます。
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青木間歩は多田銀銅山の行動の中で、現在、唯一坑道内にはいることのできる間歩。
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これは思いがけない体験。
しかも無料。
思いがけない間歩の探索に心躍ります。
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江戸時代の手彫りの露天掘りと、明治以降の削岩機などの機械を使って採掘、二通りの方法で掘られた坑道を見学できました。
青木間歩を後にさらに進むと、次に姿を現すのは瓢箪間歩。
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瓢箪間歩は、豊臣秀吉の採掘時期の代表的な間歩。
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秀吉の馬印”千成瓢箪”を入口に立てることを許されたことから、瓢箪間歩と呼ばれるようになったそうです。
伝承では馬上のまま秀吉がこの間歩に入ったそうです。
こちらは青木間歩と異なり立ち入り禁止です。
和田銀銅山最後の間歩は台所間歩。
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台所間歩の名は、大阪城の台所(財政)を潤すほどの産出量から、その名がついたとか。
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今の姿からは想像もつきませんが、往時は豊富に銀・銅が採掘されていたそうです。
最後に足を運んだのは金山彦神社。
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大同2年(807)頃に建立された歴史ある神社です。
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天禄2年(971)には源満仲によって修理、現在の本殿は寛文4(1664)年に建立されたものとか。
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鉱山の守り神、金山彦命・金山比売命、山の神、大山祇命を祀ります。
平成23年に町指定有形文化財に指定。
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長きに渡り多田銅銀山の栄枯盛衰を見守ってきました。
これにて本日の旅は終了。
急な和田銀銅山訪問でしたが、予想以上に楽しむことができました。
特に青木間歩の探索はお薦めです。