トラベラーズ・ボイスVol.9_福井県:永平寺・他
– Fukui Travel Report:Eiheiji Temple & Others –
2015/12/17
– Fukui Travel Report:Eiheiji Temple & Others –
トラベラーズ・ボイスVol.9
2015/8/14
福井県の旅
初日 / 二日目 / 最終日
永平寺 ・ ふくしん « カツ丼(大) » ・ JR武生駅 ・ 福井鉄道 越前武生駅 ・ 大江戸 «武生駅前中華そば» ・ 武生
PHOTO by SIGMA DP2x
トラベラーズ・ボイスVol.9は2015/8/12-14の二泊三日で足を運んだ福井県の旅の最終日、2015/8/14の旅のレポートとなります。
■旅の目玉はふくしんのカツ丼。しかし・・・
この日はレストラン ふくしんで念願のカツ丼(大)をいただくべく開店前からお店に並ぶ予定を立てていました。
開店は11時。
ふくしんには開店の二十分前から並ぶとして、それまでは観光を楽しみたい。
しかし、いざ訪問場所を探すとこれがなかなか簡単には見つからない。
既に旅も三日目になるとなおさらです。
施設の開店にあわせて訪問するとなると、ほとんど観光を楽しむことができない。
さらに移動時間を加味するとますます時間はなくなり選択肢は限られます。
いっそのこと時間までホテルでのんびり過ごそうかとも思ったのですが、せっかく旅に来ているのにホテルで時間を潰すのももったいない。
朝早くから訪問をして観光が楽しめる、そんな都合の場所がそうそうあるのか?
調べてみたところ・・・
ありました!
■福井観光といえばやっぱり永平寺
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永平寺。
曹洞宗の総本山。
言わずと知れた有名観光地。
福井観光の定番でもあります。
初日に宣言したとおり、今回は訪問する予定ではなかったのですが、結局は誘惑にも負け足を運ぶことにしました。
到着したのは午前八時過ぎ。
まだ門前のみやげもの店も開店をしていない時刻。
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それでも人はやっぱり居るもので、一番のりというわけにはいきません。
しかし、空いてはいるので、私の様に写真が趣味の者にとっては好都合な状況です。
永平寺の魅力は木々に囲まれた大自然の斜面に配された七堂伽藍とそれらを繋ぐ回廊と階段。
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とても壮観な光景を目の当たりにし、かつ、自分の足でそこを実際に歩くことができます。
また、ここは出家参禅の道場でもあります。
雲水が実際に修行に励む場。
そんな空間を一般の観光客が一緒に共有することができるというのは、なんとも不思議な気分です。
回廊を歩き、伽藍を見上げ、階段を登り、時には足を止め風景を見下ろし、また回廊を巡る。
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その行程の繰り返しで永平寺を巡ります。
そうしてたどり着いた法堂。
永平寺でもっとも高い場所に位置します。
ここから一文字廊下と仏殿を見下ろしながらひと休み。
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ここまで来ると永平寺の旅もほぼ終わりです。
後は旅の終わりを惜しみつつ階段を下るだけ。
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久しぶりとなる永平寺の旅はこうして幕を閉じました。
本当ならこの後、門前町で永平寺そばや胡麻豆腐に舌鼓を打つところなのですが、次に本日の旅のメイン、レストラン ふくしんでのカツ丼(大)が控えているので断念。
車に乗って福井市までとんぼ返りです。
ふくしんに到着したのは10:35分頃。
概ね予定通りの到着です。
今回は駐車場に空きがあったので問題なく車を停めることができました。
既に10人以上が店の前に並んでいたので急いで列に加わります。
二十分ほど待って、いよいよお待ちかねの開店です。
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■ついにふくしんで念願のカツ丼(大)をいただく
席について注文をしたのはもちろんカツ丼(大)。
ソースは多めにしてもらいました。
料理を待っている間に思ったのですが、ふくしんはカツ丼専門店ではなくレストラン。
実際、メニューを見るとハンバーグ、ミンチカツの定食にカレー、スパゲティもあります。
レストランを名乗っているので当然なのですが、周囲の注文内容に耳を傾けていると誰もがカツ丼を注文していました。
凄まじいまでの人気です。
そうこうしていると自分の分の料理が運ばれてきました。
文字どおり蓋が閉まらない状態。
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これこそが私の待ち望んでいたふくしんのカツ丼です。
山と積まれたカツの量は圧巻!
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味噌汁と沢庵が一緒に付いてきました。
味はさすがに抜群。
ソースも多目にしてもらったので食が進みます。
しかし、カツのボリュームはたっぷりですぐに完食とはなりません。
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美味さとボリュームを満喫しつつ、時間をかけていただきました。
福井県と言えばソースカツ丼。
敦賀市では敦賀ヨーロッパ軒 本店でミックス丼、福井市ではヨーロッパ軒 総本店でカツ丼セット。
そして、ここレストラン ふくしんでカツ丼(大)をいただき、今回の福井カツ丼食べ歩きの旅はこれにて完了です。
店を出るとすでに順番待ちの行列が数十人できていました。
もちろん駐車場も一杯。
開店前に並んだのは正解でした。
店を出た時点で小雨は降っていたのですが、車に乗って移動を始めてまもなく雨は本降りになりました。
もっとも、降っては止むを繰り返す雨に悩まされたのはこれが最初ではありません。
降り止むことを期待しつつ次の目的地に移動です。
■古い町並みが残る武生を散策の予定でしたが・・・
そうしてたどり着いたのは武生。
古い町並みが残るというので足を運んでみました。
また、ボルガライスに武生駅前中華そばといったこの町のB級グルメが目的でもあります。
旅の最後にのんびりと武生を散策、夕食にボルガライスと武生駅前中華そばをいただく算段でした。
ところが、ここにきて空模様がますますあやしい。
非常に天候が不安定で晴れていたかと思うと急に雲って雨。
しかも、その雨足が強い。
止んだかと思うとまたすぐ降ってきたりと雨宿りのできるJR武生駅から離れられない状況が続くことになりました。
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それでも旅は楽しめるもので雨を避け屋根づたいに移動すると別の駅に辿り着きました。
福井鉄道 越前武生駅。
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こちらもいまだ自動の券売機や改札が導入されていない様子。
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始発駅らしくワンマン運転の列車が数台停まっていました。
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結局、雨はすぐには止まず、また止んでもすぐに降りだすなど、駅前から離れられない状況が続きます。
当初の予定では夕方までのんびりと観光。
その後、武生B級グルメに舌鼓。
そんな予定に黄色信号が灯りました。
雨は降り止まず、また天候不順の中、雨に濡れたり気にしながら観光を強行する気にはなれません。
旅も三日目で疲れもあります。
悩みましたが、ここで旅を切り上げることにしました。
しかし、このまますんなり旅を終えてしまうのも味気ない。
ということで、最後に武生のB級グルメを楽しんで旅を締め括ることにしました。
■福井のB級グルメなら何でもOKなお食事処 大江戸
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足を運んだのは大江戸 本店です。
武生には他にもお店が多々ある様でしたが、先のとおり天候不順で屋根のある駅前から離れられない状況。
そんな中、この店はJR武生駅の目の前、通りを挟んですぐ目の前にありました。
大江戸は11:00-14:00と16:30-21:00の二営業制。
その時の時刻が十三時半。
この機会を逃すと次は十六時半まで食事にありつくことができません。
とはいえ、十一時にふくしんでカツ丼(大)をいただいたばかり。
ボルガライスが食べたかったのですが、オムライスの上にカツをのせソースをかけた洋食というガッツリごはんと肉系のそれをいただくのは、お腹の膨らんだその時の状況ではさすがに厳しい。
となると、麺類がお誂え向け。
越前そばはすでに満喫済みだったので、今回は武生駅前中華そばをいただくことにしました。
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いただいてみると、これが昔ながらの中華そば。
実に素朴で懐かしい味。ハムのトッピングがそれに拍車をかけます。
PHOTO by SIGMA DP2x
武生には他にも武生駅前中華そばを提供している店が何軒もあるそうです。
ボルガライスも同様、地域ぐるみで取り組んでいるとか。
次回の訪問時はぜひ何軒か食べ比べをしてみたいものです。
これで今日の、そして今回の旅はおしまい、と思っていたのですが・・・店を出てみると雨が止んでいました。
空のほとんどは雲っているのですが、しかし一部で晴れ間が覗くなど、あやしい雰囲気ながら雨は降っていない状況です。
どうなるかは運頼み。
せっかく旅に来ているので、おもいきって武生を歩いてみることにしました。
■駆け足で武生を散策
武生は古い町並みが残る町。
本当ならのんびりと巡りたかったのですが、先の事情で全てを観て回ることは難しい。
そんな中、向かったのは総社大神宮。
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「おそんじゃさん」の名で奈良時代から親しまれる越前国の総社。
この神社の存在が武生が国府であったことを示す根拠でもあるそうです。
武生にはかつて越前国の国府(奈良時代から平安時代に令制国の国司が政務を執る施設、国庁が置かれた都市)が置かれていて府中と呼ばれていたそうです。
先の国司の巡拝・奉幣の為に国内に祀られている神々を一社にまとめて祀る為に創建された神社がこちらの総社大神宮。
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詣でると越前国すべての神に参拝したご利益があるそうです。
もちろんお参りをさせていただきました。
歩いていると、この日はお祭りがあるらしく、そこここで準備を進めている様子が見受けられました。
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夜には花火大会もある様子。
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心惹かれるものがありましたが、残念ながら今回は断念です。
そうしてぶらりと商店街沿いに歩いてたどり着いたのは越前市武生公会堂記念館。
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府中と呼ばれていた頃の藩校「立教館」跡に1929年に建設された武生町公会堂を活用した博物館です。
学びの場は時を経てもやはり学びの場なのでしょう。
時代を感じさせるレトロな外観が目を引きます。
ここからはJR武生駅までは目と鼻の先。
ほどなくして駅たどり着き、今回の2015/8/12-14の二泊三日の福井県の旅は幕を閉じました。
今回は行く先々で妙に駅が気になる旅となりました。
次の訪問の際は電車で移動、沿線沿いのB級グルメを食べ歩くというのも楽しいかもしれません。
– This Report’s Photo Gallery & Information –
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