トラベラーズ・ボイスVol.10_兵庫県:湊川神社・他
– Hyogo Travel Report:Minatogawa Shrine & Others –
2016/01/01
– Hyogo Travel Report:Minatogawa Shrine & Others –
トラベラーズ・ボイスVol.10
2015/11/21
兵庫県の旅
Contents
洋食レストラン マルシェ « かつカレー » → 湊川神社 → 淡水軒 « ワンタン麺・焼ギョウザ »
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
トラベラーズ・ボイスVol.10は2015/11/21に湊川神社へ足を運んだ兵庫県の旅となります。
湊川神社で観光を楽しみ、洋食レストラン マルシェでかつカレー、淡水軒でワンタン麺・焼ギョウザを食べ歩きしてきました。
■洋食レストランで絶品かつカレーに舌鼓
PHOTO by Apple iPhone 4S
トラベラーズ・ボイスVol.7で、兵庫県神戸市は湊川公園にある楠木正成像を訪ねたので、今度は縁のある湊川神社へと足を運んでみた次第です。
到着が昼飯時ということもあり、湊川神社へ向かう前にまずは腹ごしらえ。
前々から興味のあった洋食レストラン マルシェへ向かいました。
マルシェは全て自家製で手作りにこだわり、AM11:30~PM3:00のランチタイムのみ営業のお店。
神戸市中央区下山手通6丁目4-6にあります。
何を食べても美味しいと評判のお店なのですが、中でも評価が高いのがかつカレー。
私もかつカレー一本槍での初訪問です。
実際に料理を目の当たりにすると、そのボリュームに圧倒されました。
PHOTO by Apple iPhone 4S
まずカツが厚い!
PHOTO by Apple iPhone 4S
分厚い肉がずらりと並ぶ様子は壮観ですらあります。
PHOTO by Apple iPhone 4S
肉は柔らかくジューシー。
これだけで単品の商品になりそうなクォリティです。
肝心のカレーのルーですが、マルシェではルーではなくソースと読んでいるそうです。
このカレーソースが独特。
PHOTO by Apple iPhone 4S
たくさんの野菜とフルーツが凝縮されているというそれは、さらさらでもドロドロでもないペースト状。
これが甘すぎず辛すぎず、実にスパイシー。
ボリュームをもろともせず食がどんどんと進みます。
これまでのかつカレーとは異次元。
他の料理にも興味が湧きますが、それはまたの機会の楽しみとなります。
PHOTO by Apple iPhone 4S
お腹も膨れたので、いよいよ本日の旅のメインとなる湊川神社に足を運びました。
■楠公さんで親しまれる楠木正成を祀る名社へ
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
湊川神社は地元では – 楠公さん(なんこうさん) – と呼ばれる楠木正成を祀る神社です。
楠木正成といえば足利尊氏と並ぶ建武の新政の立役者。
しかし、その後、追い求める現実と理想の乖離から新政から離反・対立。
楠木正成はここ湊川の戦いで、かつて共に戦った足利尊氏に敗れ、自害します。
建武の新政の立役者から逆賊・朝敵への転落。
しかし、その名誉を回復したのが水戸黄門で有名な水戸光圀。
これを契機に正成の評価は一転して英雄・忠臣へと変わってゆきます。
幕末には維新志士らによって祭祀されるようになり、ついには1868年、楠木正成の忠義を後世に伝える為、明治天皇の命により湊川神社の創建に至ったとのことです。
足を運んでまず目を引くのは聳える建つ、大きく厳かな表門とその前に配された左右の巨大な二基の灯篭。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
表門をくぐると、社殿まで参道が長く伸びます。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
この日は七五三参りということで出店が出ていたりと少し賑やかな雰囲気でした。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
長い参道の先に大きく立派な社殿があります。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
この社殿は戦災によって焼失したものを1952年に再建されたもので、様式は権現造に似た八棟造り。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
鉄筋コンクリート造で戦後の新しい神社建築様式としての代表的な建物と言われているそうです。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
社殿の天井には著名画家の奉納による天井画が描かれているそうですが、今回は拝見する機会には恵まれませんでした。
またいつかは見てみたいものです。
また、湊川神社は戦没地とお墓が境内に含んで建てられている特殊な神社とのことです。
神社のおいては死は穢れとして忌避すべきもの。
その忌避すべき墓に隣接して神社が建てられている。
これは京都府の豊国神社、栃木県の日光東照宮など前例がないわけではない様ですが、珍しい事ではあるようです。
その殉節地 – 史跡・楠木正成戦没地 -は社殿の左隣、御墓所 – 史跡・楠木正成墓碑 -は表門の右隣にそれぞれあります。
■静けさに包まれた楠木正成殉節の地
まずは殉節地 – 史跡・楠木正成戦没地へ足を運びました。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
殉節地は社殿の左隣にある小さな庭園の奥、境内西北隅にひっそりと存在します。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
この場所で正成は自害、世を去りました。
門と柵に囲まれて立ち入ることはできません。
と、思っていたら立ち入りの希望者は事務所までという看板がありました。
いつでもというわけではないのでしょうが中に入ることも可能のようです。
今回、私は門と柵越しの見学になります。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
■御墓所のそばには水戸光圀の銅像も
次に御墓所 – 史跡・楠木正成墓碑 -へと足を運びました。
こちらは殉節地とは離れた場所、境内東南隅、表門の右隣にあります。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
そばには正成の名誉を回復した水戸光圀の像もあります。
その光圀によって建立された正成の墓所「嗚呼忠臣楠子の墓」は神社の一角に、穏やかに静かにありました。
楠木正成像に続いて足を運ぶことになった縁の地、湊川神社。
ここ湊川は楠木正成終焉の地。
探すと他にも関連する場所や何かがあるかもしれません。
PHOTO by GR GIGITAL Ⅳ
見つけたらまた訪ねてみようと思います。
ラーメン屋?いや、餃子専門店?な小さな名店
旅の終わりの夕食にと足を運んだのは兵庫県神戸市は元町エリア。
店の名前は淡水軒。
PHOTO by Apple iPhone 4S
阪神・JR元町駅前にあるカウンターだけのこじんまりとした小さなお店です。
兵庫県神戸市中央区元町高架通2−138にあります。
元町高架下入口にあるのですぐに分かります。
PHOTO by Apple iPhone 4S
看板に中華麺と餃子を謳うそこでいただいたのはワンタン麺と焼ギョウザです。
PHOTO by Apple iPhone 4S
ラーメンはシンプルな平打ち麺にスープはあっさりの醤油味。
トッピングもネギにもやし、そして、チャーシューとシンプル。
PHOTO by Apple iPhone 4S
これに肉汁の詰まったワンタンが乗って絶品となります。
PHOTO by Apple iPhone 4S
餃子は皮がモチモチ。パリっと焦げ目がついて焼き加減が絶妙で、これを特製の味噌ダレでいただきます。
PHOTO by Apple iPhone 4S
このお店、人によっては認識が異なるようで、私はワンタン麺から入った口なのでラーメン屋なのですが、人によっては餃子専門店という認識だったりするそうです。
いずれにせよ、ラーメンとギョウザ、両方の美味しいものが食べられることには違いありません。
旅の終わりに、そんなお店でワンタン麺と焼ギョウザを一緒にいただく、ちょっとした贅沢を楽しんだ次第です。
– This Report’s Photo Gallery & Information –
かつカレー_マルシェ:兵庫県神戸市 -2015/11/21-
Hyogo Gourmet Photo:Curry at MARCHE
湊川神社(楠公さん):兵庫県 -2015/11/21- Part1
Hyogo Travel Photo:Minatogawa Shrine Part1
湊川神社(史蹟・楠木正成戦没地・墓碑):兵庫県 -2015/11/21- Part2
Hyogo Travel Photo:Minatogawa Shrine Part2
ワンタン麺&焼ギョウザ_淡水軒:兵庫県神戸市 -2015/11/21-
Hyogo Gourmet Photo:Ramen&Gyoza at TANSUIKEN